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ここ数年、流行っている「リビダイ」ってご存知でしょうか?
「リビダイ」は「リビングダイニング」の略なのですが、なぜ流行っているのでしょうか?
実は、リビングダイニングと呼ばれる原型の家具は昔からあったんですね。
しかし、当時はリビングダイニングという呼ばれ方はされませんでした。
現在、リビングダイニングのカテゴリーに入れられるのは、テーブル・チェア共に低めに設定してあり、ゆったりとくつろげるダイニングが該当します。当時はそのまま、「ゆったりとしたダイニング」とか、「ソファ風ダイニング」とか言われていました。
で、リビングダイニングと言われるようになったのは、
「ソファを買う代わりにゆったりしたダイニングでくつろぎましょう」
という提案から始まります。
ソファ + ダイニング = リビングダイニング(リビダイ/LDとも言う)
コンパクトな都心型住宅では、ソファとダイニング両方を置いてしまうと、部屋を圧迫してしまいます。
そこで、ソファとダイニングの両方の要素を取り込んだリビングダイニング(以下リビダイ)として、提案されるようになりました。
10年くらい前はリビダイを作っているメーカーも少なく、当時圧倒的な人気になったリビダイがミキモクの雅・リベラルです。
さらに、雅・リベラルは和風のリビダイだったので、派生形でモダンタイプやカジュアルタイプのリビダイをミキモクは続いて発表しています。
今でもミキモクのリビダイは定番アイテムとして売れているようですが、最近では似たような商品が増えているため、当時ほどの勢いはなさそうです。
実は最近、こぞってリビダイを導入しているのがインテリアショップです。
インテリアショップのターゲットは、オシャレな都市型のライフスタイルの層が多く、リビダイの需要があるようです。
UNICOのカタログを遡ってみるとわかりますが、年々リビダイのシリーズが増えています。
また、一時期家具を減らしていたフランフランも、リビダイのシリーズが追加されています。
今後も都市型ショップを中心に、リビダイは増えていきそうです。
ちなみに、リビダイと一言でいっても、いろんなタイプのリビダイが出てきています。
ソファの要素が強いリビダイもあれば、ダイニング要素の強いリビダイもあります。そして、コーナー型、対面型など配置の仕方も様々です。
それぞれの特徴を見てゆきましょう。
コーナー型 リビダイ
ミキモクの雅・リベラルを原型とするコーナー型のリビダイです。
部屋の隅に置くことで、部屋を広く使えます。
コーナー型は、壁面側に人が座ることで反対面を見渡すことができます。
必要に応じて椅子を追加することはできますが、通常は反対面は開けておき、テレビを観ながらくつろぐことができるのがコーナー型リビダイの特徴です。
基本的には、椅子とテーブルの位置は固定です。
コーナー型 リビダイ ソファタイプ
ソファの奥行きや座高をリビダイ用のサイズにカスタマイズしたタイプです。
クッションにより座り心地が違いますが、座面が広くクッション柔らかめのリビダイを選べば、横になって昼寝をすることも出来ます。
リラックスするのに向きますが、座面がやわらかすぎると、パソコンの作業したり、書きものをしたい方には向かないかもしれません。
また、下記に紹介するリビダイダイニングタイプに比べるとスペースをとります。
コーナー型 リビダイ ダイニングタイプ
背付きベンチをコーナー型にしてつなげたリビダイです。
コンパクトなスペースでリビダイを置くことが出来ます。
座面は硬めなので、PC作業や勉強なども長時間可能です。
対面型 リビダイ
対面型のリビダイは、昔からあるロータイプのゆったりしたダイニングです。
このタイプのリビダイを選ぶときに気をつけたいのが、椅子の背の高さです。
リビダイの場合は、ダイニングでくつろぎながらテレビを観るのを想定しているため、テーブルとチェアの高さはほぼ同じになっています。
しかし、ハイバックのリビダイなどもあります。
ハイバックのリビダイを選ぶときには、反対側はロータイプの椅子、もしくはベンチを選びましょう。
反対側もハイバックを置いてしまうと、部屋を圧迫してしまうのと、反対面を見渡すことが出来ません。
「テレビの対面に置いたら、テレビが見えない」
ということになりかねません。
丸型・変形 リビダイ
最近は、上おにぎり型テーブルのリビダイが売れているようです。他にも円形も流行っています。
円形は場所を取りそうに見えますが、このリビダイなら椅子をテーブルの下に寄せられるので、使わないときは意外とコンパクトなスペースにまとまります。
機能性リビダイ
最後に、機能のついたリビダイを紹介しておきます。機能付きはデザインの制限はあるものの、自分の目的に沿った機能を付加することで、ライフスタイルをより豊かにできます。
こたつ付き リビダイ
ダイニングこたつというのも10年位前からありましたが、最近ではリビダイこたつも増えてきています。
夏は布団を外して使い、冬には布団とヒーターを付けることで、1年中使用できるリビダイこたつです。
昇降テーブル型リビダイ
昇降テーブルなら、好きな高さに変えられます。
食事するときは高く、ゆったりと寛ぐときは低くしたりできます。
一本足の昇降テーブルなら、脚の邪魔にもなりません。
最近は、リビダイに合わせた昇降テーブルが増えてきました。
収納付きリビダイ
座面部分に収納機能がついたリビダイです。
開け閉めが簡単ではないので、衣替えや模様替えなど季節で使うものを入れとくと良いかもしれません。
リビダイ まとめ
リビダイ(リビングダイニング)と一言でいっても、いまではいろんな種類のリビダイがあります。
デザインはもちろん、座り心地やスペースなど、自分のライフスタイルに合わせたリビダイを探してみましょう。