良い椅子に出会うためには、世の中にある良い椅子を知ることが大切です。
良い椅子とは何か。
やはり、歴史を経ても愛されているチェアのことでしょう。
世のはやりすたりを乗り越えて、100年近く愛されているチェア。
これは良い椅子と言って過言ではないと思います。
北欧で生まれた数々の椅子は未だに多くの人々に愛されています。
どうして北欧では良い椅子が生まれるのか。
それは、年間を通して寒い国だから、自然と家の中にいる時間が長くなります。
そして、家の中にいる時間を大切にするから、室内に置くものにこだわりが出てきます。
特に人のぬくもりを感じられる、易しい形状のチェアが北欧で生まれています。
そんな北欧デザインの礎を築いたのがこの4人のデザイナーです。
- ハンス・J・ウェグナー
- アルネ・ヤコブセン
- ボーエ・モーエンセン
- フィン・ユール
その四人の名匠の椅子を一冊にまとめたのがこちら
美しい椅子 : 北欧4人の名匠のデザイン【電子書籍】[ 島崎信 ]
島崎信氏は、椅子研究の第一人者ですね。椅子の本を探していると必ずこの人の著書に出会います。
建築の世界で例えると藤森照信のような人です。
話は戻りますが、現代のデザイナーの椅子は、だいたいこの4人名匠の椅子をリデザインしたものと言っていいくらいです。
この4人は椅子のデザインの大きな流れを作った人たちです。
個人的にはフィン・ユールの椅子がいちばん好きです。
フィン・ユールについては、今後別の記事で詳しく紹介していきたいと思っています。
Finn juhl Bwana Chair フィン・ユール ブワナチェアー France & Son
美しい椅子とはどういうものか、知っておくのとしらないのでは、椅子選びの判断も変わってきます。
椅子を探しに家具屋さんへ行く前に、この本を読んでどうやって椅子がデザインされて作られているのかを知っていただけたらと思います。
もちろん、このサイトでも椅子について記事にしていくつもりです。
良い椅子がこれだけコンパクトにまとまった本もあまりないので、椅子に興味がある方は是非手にとってみてください。