賢いソファの選び方④ クッション材の基礎知識

ソファ選びで重要なのは、張り地そしてクッション材になります。

クッション材は見えない部分ですが、間接的に人体と接触する部材で、座り心地に大きな影響を与えます。

また、クッション材によっては、ヘタりやすいものもあります。
見えない部分だからこそこだわって選びたいのがクッション材です。
今回は、ソファに使われるクッション材を紹介しますので、ぜひ覚えておいてください。

ちなみに、明治時代に作られた椅子には、クッション材として馬毛を使用していました。

【ウレタン】

ウレタンは、ソファや椅子に使用される主要なクッション材です。

ソファなどでは、座り心地を良くするために、硬さや密度の違うウレタンを重ねて調整しています。

椅子やソファがヘタるのも、ウレタンが原因であるものが多いです。
ウレタンの密度は比重(kg/㎥)で表され、比重の高いもの程ヘタりづらいですが、高価になります。ただし、中国製の安価なソファなどでは、低密度のウレタンを使用していたりします。

ウレタンのヘタりなどが気になる場合、お店のスタッフに
「座面の耐久性試験をしていますか?」
と聞いてみましょう。
JIS基準の座面の耐久性試験を行っているソファは簡単にヘタることはありません。

また、低反発まくらなどに使用されている低反発ウレタンや、反発力の強い高反発ウレタン、また粉砕したウレタンを硬めたチップウレタンなど、様々な種類のウレタンがあります。

【天然綿】

ナチュラルコットンなどと言われる天然綿です。
人工綿とは違い、綿花の糸1本1本が太くて短く弾力性があるので、汗や水分を効果的に吸収し発散します。
ただし、ソファにはあまり使用されません。

高価な布団などに使用されます。

【ポリエステル綿】

いわゆる人工綿です。最近はポリエステルで作られる綿が主流です。ポリエステル綿にも種類があり、表面がなめらかになるようにシリコンで加工された綿をシリコンフィルと呼ばれたりしています。このシリコンフィルはフェザーの代用品として使われています。

ただし、人工素材のため長期使用すると段々と反発力が下がってきて、ヘタった状態になるクッションもあります。

【フェザー】

いわゆる鳥の羽毛です。

フェザーとダウンの違い羽の大きさです。

衣料では暖かさを保つためダウンを使うことが多いですが、ソファの場合は、弾力性が必要なためフェザーを使います。
上記のポリエステル綿と比べると非常に高価なクッション材です。

フェザーを使用したクッションはソフトな触り心地です。しかも回復率が高く、ポリエステルのようにヘタりません。

【ポケットコイル】

ポケットコイルは、ソファの座面やマットレスなどに使用されるクッション材です。
コイルスプリングをひとつづつ不織布に包んだポケットコイルを並べたものです。

鉄製のコイルスプリングが入っているので、ヘタりづらく、しかもスプリングには反発力があるので、クッション性が高いです。

また、コイルスプリングは不織布包まれているので、鉄の飛び出しの危険性も低いです。さらに、比較的安価な素材のため、低価格のソファでも使用されています。

新素材クッション

マットレスで話題のエアーウィーブですが、最近はソファでも使われはじめているようです。
しかし、高価な割に、エアーウィーブを使用するメリットが低いので、製品としてあまり魅力はありません。

他には、カリモクのザ・ファーストに使用されている「3Dネット」も新素材です。
「3Dネット」はDELTAが開発したクッション用の新素材です。

長く座っても疲れないシート。ウレタンの代わりに、人間の筋肉に近い弾力性を誇る立体編物を採用。道路から伝わる振動や座骨に集中する体圧を分散吸収。シート全体が空気の通り道になっているため、蒸れません。
http://www.deltakogyo.co.jp/products/3dnetseat/

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