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家具業界の平均年収は、小売業界の中でも低いです。
インテリア・デザイン・家具などの言葉の響きは良いですが、やりがい搾取につながっている業界でもあります。
こんな家具業界で収入を上げていくためには、周囲から頭1つ2つ飛び抜ける必要があります。
そのための方法としては、資格取得です。今回は、家具業界で活かせ、収入アップにつながる資格を紹介します。
インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターは、住まい手にとって快適な住空間を作るために適切な提言・助言を行う当協会が資格認定する専門職です。
インテリア(内装、家具、ファブリックス、照明器具、住宅設備等)に関する幅広い商品知識を持ち、住宅・インテリアメーカー、工務店、販売店やフリーな立場で、インテリア計画や商品選択のアドバイスなどを行います。
インテリアコーディネーターの学習では、家具業界で必要な知識を広く学ぶことができます。家具業界で長く働くつもりなら最低限取得しておきたい資格です。資格取得を考えたら、インテリアコーディネーターから始めることをおすすめします。
インテリアコーディネーターについてもっと詳しく知りたい方はこちら
リテールマーケティング(販売士)検定
リテールマーケティング(販売士)検定試験は、販売技術や接客技術はもちろん、在庫管理やマーケティング、労務・経営管理にいたるまで、幅広く実践的な専門知識が身につく、流通・小売分野で唯一の公的資格です。
【試験科目】
- 小売業の類型
- マーチャンダイジング
- ストアオペレーション、
- マーケティング
- 販売・経営管理
販売はもとより、企画や営業に求められるあらゆるノウハウを網羅する内容になっています。受験資格は特になく、どの級からでも受験可能です。
インテリアコーディネーターとの知識と合わされば、家具販売のプロとなれます。
リテールマーケティング(販売士)検定についてもっと詳しく知りたい方はこちら
キッチンスペシャリスト
家の中でも重要なキッチンまわりを中心に生活者のニーズに合わせて、キッチン空間・機能・設計・施工の知識を活かし、快適で使いやすいキッチン空間を提案するアドバイスを行います。
インテリアコーディネーターでもキッチン空間について学びますが、キッチンスペシャリストはキッチンに特化した資格といえます。
キッチン/ダイニングアイテムの開発、設計、販売に関わる人に取得をおすすめします。
キッチンスペシャリストついてもっと詳しく知りたい方はこちら
収納アドバイザー
ハウスキーピング協会が運営している収納アドバイザーも面白いです。
主婦としての家事にも活かせますし、インテリアコーディネーターとして活動する際に、収納アドバイザーにもなれます。
整理収納はモノと向き合うことから始まります。
基本的な “整理の考え方”、具体的な “整理の方法”、実践的な “収納のコツ” を、事例を交えて詳しく学ぶことができます。
カリキュラム
- 整理の効果について考える
- 現状の整理のレベルを知る
- モノの本質と人との関わりを考える
- 整理を妨げる要因を知る
- 整理収納スキル5つの鉄則
- 覚えておきたい収納の原則
- 整理収納の理論に基づいた実例
カラーコーディネーター/色彩検定
色彩の知識に特化した資格がカラーコーディネーターと色彩検定です。
カラーコーディネーター1級は、3分野に別れています。
第一分野 ファション色彩
第二分野 商品色彩
第三分野 環境色彩
家具業界の方は、第二分野商品色彩を目指すとよいでしょう。インテリアコーディネーターの知識があれば、3級は勉強だけし、試験は2級からチャレンジすれば十分かと思います。
また、カラーコーディネーターと色彩検定という2大資格がありますが、色彩検定はファッションよりの学習内容となります。
福祉住環境コーディネーター
福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障がい者に対し、できるだけ自立しいきいきと生活できる住環境を提案するアドバイザーです。医療・福祉・建築について体系的に幅広い知識を身に付け、各種の専門家と連携をとりながらクライアントに適切な住宅改修プランを提示します。
日本は高齢化社会となり、住宅のバリアフリー化が進んでいます。バリアフリーへのリフォーム提案、介護用家具の提案など、今後も需要は増えていくことでしょう。
福祉住環境コーディネーターついてもっと詳しく知りたい方はこちら
マーケティング検定
日本マーケティング協会が実施、運営する内閣府認定の検定試験です。マーケティング検定は、ほぼ毎日受験できるので、忙しい社会人にも取得しやすい資格です。
2019年2月現在は3級しか受けられませんが、2019年内には2級と1級の試験がスタートするそうです。
商品開発、店舗開発など本部で行う人にとって、マーケティング知識は非常に需要です。家具の知識にはなりませんが、今後フリーで活動や、組織の幹部を目指す人にはおすすめです。
マーケティング検定についてもっと詳しく知りたい方はこちら
まとめ
家具業界での資格取得を考えたら、まずはインテリアコーディネーターから始めるべきです。
インテリアコーディネーターは、家具・インテリアの知識を網羅しています。
その後、自分の仕事内容に合わせて、特化型の資格取得を継続していけばよいでしょう。
会社の幹部や将来的な独立を目指すなら、マーケティング知識が重要となります。家具業界の専門知識を増やしたあとは、是非マーケティングの勉強に取り組むことを強くおすすめします。