賢いソファの選び方① 合成皮革の知識 PUとPVCの違いを知る

ソファの張地は、レザー、PU、PVC、ファブリックなどの素材があります。今回は安価なソファに使用されているPUとPVCの違いについて説明していきます。



合成皮革と呼ばれるPUとPVC

PUとPVCはレザー(本革)の代替品として開発された素材で合わせて合成皮革と呼ばれます。人工の素材なので、本革と比較するとかなり安く生産できるため、ソファだけでなく、財布やバック、靴などにも幅広く使用されています。

最近は見た目もさわり心地も革と遜色のない合成皮革もあります。革を使用したことがない人には合成皮革と革の見分けができないようなものもあります。ブランドの財布やバックなどでも本革ではなく、合成皮革でつくられているものも増えています。

PUとPVCの違い

PVCは物流業界では通じますが、建築業界では一般的に(塩化)ビニールレザーと呼ばれている素材です。レストランやカフェなど飲食店のソファの張地によく使用されています。国産のPVC(ビニールレザー)は素材感も良く耐久性や防火性を備えたものもあります。

ただし、PVC(ビニールレザー)の場合はどうしても硬い素材感になります。最近ではかなり柔らかいPVCもありますが、PU(ポリウレタン)に比べると硬くなります。PUは柔らかい素材感を出すのが容易なため、ソファに多く使用されています。しかし、PUには大きな欠点があります。

それは、加水分解して数年で劣化してしまうことです。

加水分解してボロボロになったPU

加水分解してボロボロになった中国製PU

「安いソファを買ったら、1年で表面が剥がれてきてしまった」という経験はございませんか?

安いPUは耐久性が悪く、環境によっては1年くらいで劣化して使用できなくなります。家具専門店の店員さんは、お客様にそれを伝えた上で売っていますが、ネットや通販ではそれを知らずに購入する方もいると思います。

しかし最近では、耐久性のあるPUも開発されていて、5~7年持つものもあります。たとえば、ニトリでは「Nシールド」というマークがついているソファに使用されています。

Nシールド A4R IV

PUは身近なところに使われているので気をつけてください。僕は以前COUCHの財布を買ったら3年位で加水分解して使えなくなりました。ブランド品でも、長く使えるわけではないのです。

PU/PVCソファは、一生モノではない

PVCも加水分解しないとはいえ、一生モノの素材ではありません。表面のコーティングが弱いものは、長年使っていると摩耗して擦り切れてしまいます。ソファとして使用するなら、最長で5年程度を想定しておきましょう。それ以上長く使いたいなら、本革やファブリック(布)で張ったソファを購入を検討したほうが良いでしょう。もちろん、ソファは張地の素材の劣化だけでなく、クッション材である中身の劣化も想定しておくべきです。

PU/PVCソファは、若者向けか

合成皮革のソファは、使用期限が決まっている方向けの商品と言えるでしょう。たとえば、大学生が購入するにはちょうどいいですね。また、社会人として一人暮らしをはじめる方にも安価で購入しやすいと思います。

ブライダルで購入するのも意外とありです。子供が赤ちゃんのうちは、ソファを汚したりするので子供が大きくなる頃に買い換えるのを前提にして、それまでは合成皮革のソファを購入するのもいいかもしれません。(うちの息子は、ソファの上で何度かおしっこしました)

ソファは張地が非常に重要になりますので、他の素材の張地も検討しながらソファを選んでください。

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