漫画が描いた椅子① キングダムの玉座と床几

「漫画が描いた椅子シリーズ」第一弾はキングダムの玉座と床几を紹介します。

漫画キングダムの詳細については割愛します。

「秦の始皇帝」や「春秋戦国時代」と言えば、なんとなく時代背景がわかるでしょうか。三国志よりも前の時代になります。日本は、弥生時代で竪穴式住居で暮らしていた頃です。

中国は日本と同様、床座の文化が長く、もちろんこの時代に椅子を使うことは稀です。

技術的にみれば、キングダムに出てくる椅子はもちろん、建築も衣服も当時の時代の技術ではまだ作れなかったものばかりです。しかし、キングダムの世界観を作り上げているのは、現代に伝わる古代中国のイメージです。

これを、当時の技術そのままで世界観を再現したら、えらいみすぼらしい国家となることでしょう。

キングダムは「春秋戦国時代」を元にしたファンタジーの漫画ですので、細い詮索はせず、キングダムに出てくる椅子を純粋に楽しんで見ていきます。

秦の始皇帝の玉座

弟「成蟜」の反乱を鎮めて、数カ月ぶりに玉座に座る秦の若王「政」です。

後ろから見たほうが椅子の装飾がよくわかりますね。頭に鳥がのっているが特徴的です。

キングダムに出てくる椅子は、ほとんどが王様の「玉座」、それと戦場で使われている「床几」です。

上の絵にみるように、王以外は床に座しています。この中国のライフスタイルは、漫画内でほぼ忠実に再現されています。(が、たまに食卓セット(椅子とテーブル)が登場しますのでのちのち紹介します)

王だけが座れる「玉座」は権力の象徴です。

この中国の玉座の文化は年代を経るごとに過剰になっていきます。

これは紫禁城(故宮)の玉座です。キングダムに出てくる秦の玉座は、これがモデルにになっているようです。

戦場の床几

これは、合従軍が函谷関に到着し、各将が秦を攻める前のシーンですね。

床座のライフスタイルの当時の中国では、戦場の将だけが床几に座っていたのかもしれません。

床几は、将几とも書かれていました。

「几」は「つくえの意」で、書を書くべき机に座るのは限られた人だけだったのでしょう。

漢字には『単語家族』と呼ばれる発音・意味上の漢字の仲間があります。今日は『(キ)』 という字を基本とした『単語家族』を説明します。この『単語家族』にはという漢字が含まれます。

『単語家族』の漢字は足し算で表わす事が出来ます。『』に何を足したらになるのかを考えてます。は小学校6年生、は中学校で習う常用漢字です。学年、学校に関係なく一緒に覚えましょう。

(キ)』 は、物を載せる脚つきの几(つくえ)を表す象形文字です。漢字の部首は『几・つくえ』、漢字の意味は『几(つくえ)』です。

 

音読みは呉音・漢音ともに『キ』、訓読みは『几(つくえ)』です。肘(ひじ)掛けのない折り畳み式の腰掛けを床(ショウ)、身分の高い人の室内を仕切る道具を帳(チョウ)、建具などのの角を丸く削ること・行いが正しくきちんとしていることを帳面(チョウメン)といいます。

四角い(つくえ)の意味では、木を足した(つくえ)の漢字を使います。

(キ)は中学校で習う常用漢字から外れています。

中華人民共和国では『(キ)』 の代用字として『(キ)』 が使われています。

引用元http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/index.html

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