材料の知識② 下地編 MDFと合板について

僕の個人的意見ですが、ニトリやイケヤが流行るというのは、いまの日本人は家具に興味が無い、ということを体現している気がします。

 

僕自身は、ニトリやイケヤに行っても欲しいと思う家具はないです。

コスパたけーなぁ!という商品が時々あるくらいです。

 

ネットで調べれば溢れるばかりの情報があるのに、価格ばかり比べて、本当に良いものを発見する眼が養われていないようです。

ひと昔前の日本人は、いろんなことを常識として最低限の教養として知っていたと思います。

読者の皆さんには、このブログで少しでも、最低限の家具の知識を身につけてもらえれば幸いです。

 

木製家具に使われている材料は、大きく分けると2種類あります。

 

下地材と仕上げ材です。

下地材とは、家具の大部分を占める材です。木材やMDFがそれにあたります。

仕上げ材とは、表面材のことで塗料やシートのことをいいます。

今回は、下地材によく使われるMDFと合板についてまとめます。

 

家具の下地材

1)無垢材

無垢材については、こちらの記事にまとめました。

材料の知識① 無垢材について

 

2)繊維板(MDF/パーティクルボード)

木の屑を接着剤で固めた板です。

家具によく使われるのはMDFとパーティクルボードです。

パーティクルボードは、建材にもよく使われています。

 

注意して欲しいのは、ホルムアルデヒドの量です。

いわゆるF★★★★かどうかです。

 

ホルムアルデヒドが大量に発散する材料が使われているとシックハウス症候群の原因となります。

 

建築基準法で建材には厳しく規制されているのですが、家具屋さんで売っている家具にはこの基準は適用されていません。

(システムキッチンなどの作り付け家具には適用されます)

 

大手の家具屋さんやメーカーは、社内の規定にホルムアルデヒド発散量の基準を設けて商品開発しているのが現状です。

このホルムアルデヒドですが、MDF剥き出しだとかなり発散しますが、シートを表面に貼ることでかなり抑えられます。

輸入品を買うときは、タンスなどの裏側を注意して見て下さい。シートを貼ってある商品を選んだ方が安心です。

 

MDFは、表面が平らな上伸縮性もないので、どんな仕上げも可能です。一般的にはシート貼りか塗り潰しの塗装で仕上げます。

しかし、繊維板の家具は一旦壊れると修理できません。

ですので、一生使える家具ではないのです。

子供用や単身赴任、学生時代などの限られた期間使うのであれば、安価でいいかもしれません。

 

繊維板の用途

ベッド、天板、扉、前板、タンスなど箱物家具の本体

3)合板

コンクリートを打つときの型枠に使われているので、コンパネと呼ぶ人もいますが、実は一言に合板と言っても種類は様々です。

また、建築用と家具用も厳密には違いがあります。

 

作り方は、丸太を桂剥きのようにスライス(ロータリースライス)して出来た薄い板を重ねてプレスして接着剤で固めます。

これも繊維板同様に接着剤を大量に使用しますのでホルムアルデヒドが含まれています。

合板の用途

椅子の座面、ソファの下地、ベッドの底板など。

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